カジマヤーのお祝い

holt

2008年10月12日 00:36

 祖母のカジマヤーのお祝いがありました。

 カジマヤーとは方言で風車のことで、沖縄では数え年の97歳に盛大に開催されるトゥシビー(生年祝い)のことをいいます。

 その由来は諸説あるようですが、そのうちの一つ、昔、天の神様が人間を作るとき、土で人間の形を作り、命を吹き込んだそうです。そのとき、土を勝手に使われたことに土の神様が怒ったそうですが、天の神様が謝り、土の神様と100年後にその土を返すという約束をしたそうです。



 97年後、土の神様がそろそろ土を返してもらおうと人間に言いますが、考えた人間は97歳の時、風車(カジマヤー)を持って子どものふりをしたそうです。そのさまを見た土の神様は、「なぁ~んだ、まだ子どもじゃないか」と言って、土を返してもらう(命をうばう)ことをしなかったそうです。

 ということで、カジマヤーのお祝いは長寿のお祝いであると同時に、さらに長生きできるように、という意味を持つそうです。(ふ~ん、そうなんだ~、勉強になりました)

 なにはともあれ、おば~! カジマヤーおめでとう!! これからも元気で長生きしてよ~!!! 







 お祝いの折詰を久しぶりにみました。内容もボリュームも満点でした。持ち帰るときに使う、寿のピンク色のビニールも久しぶりにみて、懐かしく、うれしい思い出がいろいろとよみがえりました。

 祖母宅での二次会も盛り上がり、おば~のDNAを受け継いだ子、孫、ひ孫に囲まれて・・・。

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